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2011-10-01

IC-R6レビュー(その3)

IC-R6レビュー(その2)の続き。前回から随分と開いてしまいましたが、受信感度について。主にAX400との比較で。

60MHz帯

感度はAX400のほうがやや良好、相互変調などの影響もAX400が少ないようです。とはいえ感度については両者とも数十km離れたところの固定系防災行政無線を問題なく受信可能ですし、60MHz帯で利得のあるアンテナをつなぐとかなり扱いにくくて閉口するという、要するに大差ない感じではあります。

VHFエアーバンド~150MHz帯

ここはIC-R6の圧勝。相互変調や混変調、イメージ受信などもそれほど目立ちません。ただ、感度が良い分単純にノイズを拾いやすく、アッテネーターやVSCで逃げないといけない場合があるのは厳しい。

AX400は救急無線で使われている147.50MHzに内部スプリアスがあるというとんでもない弱点を抱えているのですが、IC-R6はいかにも使われていそうな周波数に内部スプリアスは出ていないようです。

UHFエアーバンド

周波数範囲が広いこともあってなかなか評価が難しいのですが、感度に関しては大差ない印象です。IC-R6は比較的低い周波数でVHFエアーバンドや150MHz帯の音声が聞こえてくることが多く、GCIを探そうなんて時にはプログラムスキャンの速度低下現象と合わせてかなりいらいらします。

300MHz帯

周波数的にはUHFエアーバンドの範囲内なので、感度に関してはやはり大差なしということで。相互変調やイメージ受信などは、この周波数帯では両者ともそれほどではないようです。

400MHz帯

感度に関しては、特に簡易業務無線や消防署活系などで使われている460MHzあたりでAX400のほうがよいようです。IC-R6は変なノイズを拾いがちなのと合わせて、AX400のほうが良好です。

ただ、AX400はここでも特定小電力トランシーバーの割当周波数に内部スプリアスがあったりするんですよね。

そのほか受信関連機能

アッテネーターが効いているんだか効いていないんだかいまひとつわからないことがあるAX400に対して、しっかりSメーターの振れ方が変化したり信号が消えたりして使えている気分になるIC-R6。

トーンスケルチはないAX400に対して、逆トーンやDCSにもばっちり対応しているIC-R6。

空線信号キャンセラーはないAX400に対して、NEC方式のギャラギャラ音も消えるIC-R6。

無変調を受信してしまう場合に諦めるしかないAX400に対して、VSCで逃げるという方法もあるIC-R6。というか、K-COSMOSあたりの制御信号を避けるのにも使えるのですが、そういう本来想定されていそうな使い方よりも変なノイズや無変調から逃げるのにばかり使っています。

12.5kHzステップ

もともとこんなものだったのか、古くなって周波数ずれでも起こしているのかいまいちわかりませんが、12.5kHzステップで隣接チャンネルにちょっと強い信号があると見事に拾ってしまうAX400。同じ周波数を同時に受信してもIC-R6は特に問題がないので、そういう部分では新しいっていいなあと思います。

8.33kHzステップ

日本国内でエアーバンドに8.33kHzステップが導入されるのはずいぶん先の話になりそうですが、意外と長生きするのが広帯域受信機。AX400にも8.33kHzステップがあればもうちょっと安心できたのに、って発売時期のことも忘れて勝手なことを。

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