2011-02-06

HFC-134a/HFC-152a→HFO-1234ze?

以前に書いたトイガン用パワーソースのガスについてのメモの続編(?)

日本エアゾール協会が経済産業省産業構造審議会化学・バイオ部会地球温暖化防止対策小委員会物質代替促進ワーキンググループ用の資料として作成したダスターブロワー等の地球温暖化対応について 「HFCガスの課題と物質代替導入の方向性について」に気になる内容があった。この資料の11ページに、製品用の一つとして「エアーガン用ガスボンベ」という項目があったり、エアゾール用HFC-134a/HFC-152aの代替としてハネウェルが開発したHFO-1234ze(1,3,3,3-テトラフルオロプロペン)を挙げていたりする。トイガン用としては樹脂パーツへの影響や作動にある程度のガス圧が必要なうえに高すぎれば法規制に引っかかるため代替製品の採用が難しいことも書かれている。

HFO-1234ze-vapor-pressureハネウェルによるHBA-1 Blowing Agent Commercialization Statusに、ガス圧力の表が掲載されている。この表の中では、HFC-134aが最も圧力が高く、HFC-152aとジメチルエーテル(DME)は同等で134aよりもやや低い。HBA-1(HFO-1234ze)はHFC-152a/DMEより低い。

なお、表横軸の温度は華氏、縦軸はpsiaになっているので注意。

  • 30℉=-1.1℃・55℉=12.8℃・80℉=26.7℃・105℉=40.6℃・130℉=54.4℃
  • 50psia=0.34MPa・100psia=0.69MPa・150psia=1.03MPa・200psia=1.38MPa・250psia=1.72MPa

HFC-152aでも冬場は圧力不足を感じる場面が多いし、長物ガスブローバックも増えているのでHFC-152aよりも圧力が低いHFO-1234ze単独でガスガンを動かすのは難しそう。HFO-1234zeはHFC-152a/DMEと違って不燃性という利点があるので、将来的にはCO2と混合してHFC-134aに近い特性にするというのはあるかもしれない。

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2011-01-10

King Arms TROY M7A1ガスブローバック(その1.67)

なにか気になることがあったので、その2をやる前に2つ挟もうと思っていたから前がその1.33だったのに、1.67でやるつもりだったネタを忘れている。仕方ないので(?)DYTACのレイルカバーDY-AC13-BKと、King ArmsのHigh Grade Sling Adapter KA-SLA-18について。

DYTAC Battle Rail CoverDY-AC13Troy Rail Cover Full-Lengthのレプリカ。Troy Industriesの実物は1枚ずつのばら売りと3枚セットの2種類があるが、DYTACの製品は2枚組になっている。Troy M7 Upgrade Kitには2枚付属するので、トイガンでM7A1を再現するにはDYTACのレプリカがちょうどよい。

外観もよくできていて、ストッパーのクリップがわずかに浮き上がって簡単に取り付けられる構造や刻印も実物どおり。

DYTAC Battle Rail Cover実物と違う部分もあって、M7A1に取り付けた場合にレイルカバーをいちばん奥まで押し込んでもレイルガイドナンバーL30/R30の位置までストッパーを持っていくことができない。レイルカバーが、アンダーレイルを固定している部分に引っかかってしまうためで、実物だとレイルにかかる爪の長さが短くて干渉しないようになっている様子。この程度なら手作業で削るというのもありだし、気にしないというのもありかな。

Troy Industries Rail Covers Video Instructions
レイルカバーの着脱についてはTroy Industriesが動画を公開しているので参考に。

King Arms High Grade Sling AdapterHigh Grade Sling Adapter、Troy Professional Grade Rifle Receiver Sling Adapterのレプリカで、ストックを外せば工具なしで取り付けられる……はずなのだが、実際にはストックパイプに引っかかってしまい素直に入らない。無理やりぐいっと広げて取り付けたものの、正直なところ折ってしまいそうだったし、ストックを取り外すのも結構大変だったので、ストックレンチを使ったほうが簡単かつ安心だったような気がする。

MAGPUL製のストック取り外しには、MAGPUL Stock Installation Keyがあると便利かも。

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2011-01-09

RedWolf Airsoftでの買い物メモ

香港のトイガン販売サイト、RedWolf Airsoftでの買い物について。

海外ショップからのエアガン購入Wiki - Redwolfでは、あまり良い対応ではなかったようなことが書いてあるけれど、私の場合は特に問題はなかった。もっとも、日本市場向けに初速を調整する必要があるエアガン本体は買っていないので、その辺については分からない。

RedWolf Airsoftオーダー履歴画面注文は1月4日午前1時47分。決済にはPayPalを利用し、決済手続きは午前1時53分。支払額は日本円で7,254円だったので、1ドル=83.36円の計算。このあとやや円安になったので、タイミングとしては悪くなかった。

注文画面に大きく表示されているCheck out with PayPalのボタンはなぜか正常に動作せず使えない。クリックしても何も起こらないし、ボタンにフォーカスが来ている状態でEnterキーを叩くと画面はPayPalに切り替わるのだが決済する金額が引き継がれない。

すぐ上のCheckOutボタンから注文処理を進めると、手続き完了後に自動的にPayPalの画面に切り替わって決済できるのだが、“If you elected to pay with PayPal,” などと決済処理を求めるメールが届く。PayPalの決済手続きがきちんとできていれば、ほとんど同時に ”This is to inform you we are already processing your order, and will ship out to you as soon as possible.” と書かれたProcessing Notificationのメールも届き問題はないのだが、ちょっと気になる部分。

出荷完了のメールは1月5日午後7時30分。Processing Notificationに書かれている “Typical turn-around times for orders are 24 - 48 hours.” の時間に収まっている。出荷作業にかかる時間は楽天市場に出店しているショップと同じか、やや遅いくらいといってよいだろう。

Hong Kong Post追跡サービス画面Hongkong PostのホームページではPosting Timeは1月6日午後1時(日本時間午後2時)になっていて、かなり気になる。もっとも、楽天のショップでも「発送しました」と言いながら発送を忘れて休みに入ってしまうところもあるので、こんなものか。ちなみに、追跡サービス上で表示されるようになったのはこの時刻の数時間後。はてなダイアリーのほうでも少し書いたけど、日本ならステータスがもっと迅速に反映されるのになあという気分になるが、日本のサービス水準が高すぎるのだろうな。

郵便事業会社追跡サービス画面1月6日22時24分に香港を出て、翌7日11時06分に東京国際支店着。通関があるから土曜日と日曜日、成人の日を挟んで火曜日まで持ち越しかと思ったが、20時32分に東京国際支店から発送され、8日の9時15分には地元集配局に到着。15時31分の配達で、これが1時間もたたないうちに追跡サービスに反映されているのは、やはりサービス水準が高すぎる。

RedWolf Airsoft梱包届いた箱を見た感じでは、通関時に開封された形跡はなし。インボイスの入った透明なビニールの上からべったりと配送伝票が貼られていて、インボイスを取り出すのは不可能な様子。伝票の “TOYS”、”USD 67” だけで滞りなく通関したようだ。

差出人がRedWolf Airsoft Specialist Limitedではなく個人名らしき名前になっているのはどうしてだろう? Airsoftの文字が入った会社名ではない名前にすることで通関時にスルーされやすくなるとでも期待しているのだろうか。

RedWolf Airsoft梱包材箱を開けるとびっしりと発泡スチロールの緩衝材。困ったことに、箱の一番下にガスガン用のマガジン、その上にレイルカバーやスリングアダプターが入っていて、さらにその上から緩衝剤。どう考えても緩衝材・商品・緩衝材になってないのは困る。WA M4系ガスブローバックのマガジンなんてやたらと貧弱なんだから。

一応壊れてはいなかったようだが、ガスを入れにくくてかなわない。安いからって日本向けに調整されていない製品を安易に買ったのが敗因だろうか。国内流通版のKing Arms M7A1のマガジンは届いたその日にお亡くなりで代理店経由で香港に旅立ってから戻ってきてないからなんとも言えない部分もあるんだけど、ここまで使いにくくなかったような。

購入した品物とインボイス中身。左上の黒いものは、年末年始セール期間中の特典でついてきたMAGPUL PTS PMAG用の滑り止めシール、MilSpex 3M EMG (Enhanced Magazine Grip) For Magpul PTS PMAG。3M Safety-Walk™を使ったもので、滑り止め効果は高そうだけどPMAG持ってないんだよな。

インボイスで、King ArmsのHigh Grade Sling AdapterがPLASTIC PARTS FOR TOYになっているのが非常に気になる。レイルカバーと逆になってるんだろうか。あと、インボイスに書かれていない3M EMGが通関時に引っ掛かってたら「おまけでついてきた品物です」って説明したりとか、ちょっと手間だったかも。

ひとつ前のエントリーで関税品目分類について触れたけど、インボイスに書かれている品目分類(Harmonize Tariff Schedule code)が9503.90.0080になっている。9503に属する玩具なのはあっているのだけれど、現在のHong Kong Harmonized System codeでは、トイガン用アクセサリーは9503.00.99ではないかと思う。日本の分類ではプラスチック製のレイルカバーは9503.00-913、金属製のスリングアダプターやマガジンは9503.00-912。

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2011-01-07

実銃用アクセサリの個人輸入ではまる?

別件で検索していたら偶然発見した以下のエントリーで、なぜかMAGPUL PTSのAFG(Angled Fore Grip)までNGで滅却同意書を書かされたという話が。

気になって調べてみると、Cabela's カベラスジャパンサービスデスク - 銃の関連商品の輸入についてというページがあった。こちらの記述によると、滅却処分をするには5,000円かかる場合があり、積戻し輸出許可を受けて返品することも可能。でもミリブロのほうでは滅却同意書を出すよりどうしようもなかった様子。

法律ではどうなっているのか

ものすごく簡潔にまとめると、トイガン趣味の範疇では実銃用アクセサリの個人輸入はできない。「外国から到着した郵便物の税関手続のお知らせ」について 銃砲類・銃部品等 : 東京税関 Tokyo Customsに簡単にまとめられているが、せっかくいろいろ調べたので書き残しておこう。

関税法第69条の11第1項第2号では「けん銃、小銃、機関銃及び砲並びにこれらの銃砲弾並びにけん銃部品」、銃砲刀剣類所持等取締法第3条の4第3条の5第3条の6では「けん銃、小銃、機関銃又は砲」「けん銃部品」「けん銃実包」を輸入してはならないと規定。これに該当しなければOK……なんて思ったら大間違いなのが法律の恐ろしいところだ。

外国為替及び外国貿易法第52条輸入貿易管理令第3条第1項第4条第1項に基づいて定められている、輸入割当てを受けるべき貨物の品目、輸入の承認を受けるべき貨物の原産地又は船積地域その他貨物の輸入について必要な事項の公表(H22・8・16改正内容)で「2の2号承認」が必要な貨物として以下のものが示されている。

  • 第93.01項:軍用の武器(けん銃及び第93.07項の武器を除く。)
  • 第93.02項:けん銃(第93.03項又は第93.04項のものを除く。)
  • 第93.03項:その他の火器及びこれに類する器具で発射火薬により作動するもの(例えば、スポーツ用の散弾銃及びライフル、口装の火器、ベリー氏式けん銃その他の信号せん光筒発射用に設計した器具、空包用けん銃、ボルト式無痛と殺銃並びに索発射銃)
  • 第93.04項:その他の武器(例えば、スプリング銃、空気銃、ガス銃及びこん棒。第93.07項の物品を除く。)
  • 第93.05項:第93.01項から第93.04項までの物品の部分品及び附属品(関税率表第9305.99号であって、プラスチック製、ゴム製、革製、コンポジションレザー製又は紡織用繊維製のものを除く。)
  • 第93.06項:爆弾、手りゅう弾、魚雷、機雷、ミサイルその他これらに類する物品及びこれらの部分品並びに弾薬筒その他の銃砲弾及び発射体並びにこれらの部分品(散弾及びカートリッジワッドを含む。)
  • 第93.07項:刀、剣、やりその他これらに類する武器並びにこれらの部分品及びさや

プラスチックや繊維製ならOKってこと? グリップパネルやレイルカバーやスリングくらいならいいの? ということが気になるが、第9305.99号が具体的にどういうものかについては、第93類 武器及び銃砲弾並びにこれらの部分品及び附属品で以下のように示されている。

  • 第9305.10号:けん銃のもの
  • 第93.03項の散弾銃又はライフルのもの:
    • 第9305.21号:散弾銃の銃身
    • 第9305.29号:その他のもの
  • その他のもの:
    • 第9305.91号:第93.01項の軍用の武器のもの
    • 第9305.99号:その他のもの

つまり、ハンドガン用の部品は作動に必要でないグリップパネルなども含めて第9305.10号に該当するから輸入には承認が必要となるし、散弾銃やライフルに使用する製品や軍用として造られたものは第9305.99号には含まれないため承認を要する。なお、銃用のケースは第42.02項、武器用の望遠照準器その他これに類する照準器は第90.13項に属する(アイアンサイトは第90.13項でなく第93.05項に属することに注意)。総説でも「武器とともに使用するのに適する望遠照準器その他の光学機器で、火器に装備したもの及び装備する火器とともに提示するものは武器とともにその所属を決定する。他方、単独で提示すれば当該光学機器は、この類には属しない(90類)」としていることから、ミリブロの事例が本物のホロサイトなら第90.13項で承認は不要なのではないかという気もするが、事前教示回答(品目分類) : 税関 Japan Customsではそれらしいものが検索できなかった。レプリカの場合、関税法第69条の11第1項第9号第10号の規定により商標が入っていたりするものは当然NGで、場合によっては形がそっくりなだけでも不正競争防止法の関係でアウトといわれるかもしれない。

承認を申請する資格については、機械類並びに武器及び銃砲弾並びにこれらの部分品及び附属品の輸入の承認についてで示されているが、ざっくりと「本物の銃を合法的に所持・製造・販売できる人・会社・組織」と理解してしまってもよいと思う。

  • 第93.01項:銃刀法第3条の4第1号から第4号の一に該当する者又はこれに準じる者。
  • 第93.02項:銃刀法第3条の4各号の一に該当する者又はこれに準じる者。
  • 第93.03項:武器等製造法第17条の規定による猟銃等製造事業者、武器等製造法第18条但し書きの許可を受けた者、武器等製造法第19条の規定による猟銃等販売事業者(武器等製造法の適用を受けない銃砲を業務のため輸入する場合は銃刀法第3条第1項第11号による届出等をした者)、国若しくは地方公共団体から輸入の委託を受けた者、銃刀法第4条第1項の規定による所持の許可を受けた者、前記以外の者であって銃刀法第3条第1項の規定により所持が認められている者又はこれらの者から輸入の委託を受けた者。
  • 第93.04項:
    1. 高圧ガス保安法の適用除外とされているエアゾール製品等:高圧ガス保安法第3条第1項第8号の適用除外に該当することを証する書類を有する者。
    2. 準空気銃(銃刀法第21条の3に規定するものをいう。):銃刀法第21条の3第1項の規定により所持が認められている者、国若しくは地方公共団体から輸入の委託を受けた者又はこれらの者から輸入の委託を受けた者。
    3. 1. 及び2. 以外のもの(ただし、高圧ガス保安法の規定の適用を受ける貨物を除く。):第93.01項及び第93.02項と同じ。
  • 第93.05項:
    1. 第93.01項に該当する貨物の部分品及び附属品:第93.01項の資格に該当する者又は武器等製造法第3条の規定による武器の製造事業の許可を受けた者若しくはその者から輸入の委託若しくは発注を受けた者。
    2. 第93.02項に該当する貨物の部分品及び附属品:第93.02項の資格に該当する者。
    3. 第93.03項に該当する貨物の部分品及び附属品:第93.03項の資格に該当する者。
    4. 第93.04項に該当する貨物の部分品及び附属品:第93.04項の資格に該当する者。

積戻しは許可されないのか

外国為替及び外国貿易法第48条第1項輸出貿易管理令第1条の規定による輸出許可の申請については、調べた範囲では輸入承認のような資格要件を定める規定は確認できず。許可を受ければ、関税法第75条の規定により積戻しは可能なはず。

MAGPUL PTS製品は第93類に属するのか

Magpul Industries Corp. が製造・販売する実銃用製品は当然第93類に属するが、Magpul (Asia) Limitedやライセンスを受けたメーカーが製造・販売するMAGPUL PTS製品は第95類(がん具、遊戯用具及び運動用具並びにこれらの部分品及び附属品)に属すると思われる。事前教示回答事例 登録番号110002591 がん具附属品(エアーガン附属品)では、アルミ製のトイガン用サイレンサーが第95.03項に属するとなっており、機能や形状、強度などが勘案されるものの、トイガン用として設計・製造された製品であれば第95類と考えてよいだろう。なお、実際の輸入にあたっては事前教示制度(品目分類関係)を利用することで輸入申告時に回答の内容が尊重されることになっているが、実際に輸入を行う予定がない場合には事前教示は利用できないため注意。

不服申立て

MAGPUL PTS製品が第93類と第95類のどちらに属するかを決定する処分については、関税法第8章の規定による異議申立てや審査請求が可能。明らかに第93類に属する貨物について、2の2号承認がないことを理由に輸入が許可されなかった場合についても不服申立て自体は可能であると思われるが、やるだけ無駄だろうし、実務上申立てを受理してもらえないかも。

そもそも「滅却同意書」って?

そういう書式が実在して、実際に使われていることは明らかなのだが、税関様式及び記載要領にはない。定まった書式がないためか、輸入商品税関で止まる、原産国証明を提出してくださいと・・・|中国13億人マーケットへ進出~!~中国人に売る時代!! に掲載されている滅却同意書はガンズロックス。ミリブロver:燃やされます~のものと文言が違う。

さらに興味深いのは、2007/12/05 (水) 「初めての税関没収。・その1」(個人輸入雑記)その2では「滅却同意書」「外国貨物滅却委任状」で処理されているのに、同じ方によるUSA-Plain'  「これで卒業、ですかの。」では「外国郵便物に係る輸入してはならない貨物該当通知書」となっていること。FedEx扱いの場合でも関税法第69条の11第3項関税法基本通達69の11-2に従って「輸入してはならない貨物該当通知書」で処理するべきなのではないかと思ったのだけれど、ここで気が付いた。

輸入申告が行われていないのかも

関税法基本通達69の11-1では、関税法第69条の11第3項の「この章に定めるところに従い輸入されようとする貨物」を「輸入申告された貨物又は郵便事業株式会社から提示された郵便物」としていて、「この章の規定の適用をいまだ受けていない保税貨物」の段階で運送事業者が処理する場合に使われているのが滅却同意書なのかもしれない。運送事業者が滅却(廃棄)承認申請書(税関様式C第3170号)を出すにあたって、輸入しようとした本人が滅却に同意していることを確認するだけなら書式が統一されている必要はないし、関税法の規定による税関長の処分ではないから、ガンズロックス。ミリブロver:燃やされます~に掲載されている滅却同意書の「本件の処理に関しましては以後異議の申し立ては致しません」という内容にも問題はない。郵便物の場合には律儀にというか馬鹿正直に処理しているので、当然法律や基本通達に従って手続きを求められると考えると納得できる。なお、価格が20万円を超える国際郵便物の通関手続の見直しについて : 税関 Japan Customsで説明されている通り、価格や課税価格が20万円を超える場合には輸出入の申告をして許可を受ける必要があるため、これに該当する郵便物の場合は滅却同意書のような(ある意味雑な)手順で処理されることもありうるかも?

そういうわけで

何が「そういうわけ」だか今一つ不明であるものの、以下の結論に達した。

  • 実銃用のアクセサリーの個人輸入には障壁が多い。
  • MAGPUL PTS等、トイガン用だけれど実銃にも付きそうなアイテムの輸入に際しては事前教示制度を活用すると余計な心配が不要になる。
  • 郵便物が輸入禁止に引っ掛かると律儀に処理されてしまう。
  • 税関や運送事業者や郵便事業株式会社の中の人がここを見てたら間違いがないかこっそり教えてくれるとうれしい。

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2011-01-01

King Arms TROY M7A1ガスブローバック(その1.33 SAFE/FIRE/AUTO?)

その0その1に続き、新装備King Arms Troy M7A1 2009 Gas Blowback。ガス漏れのマガジン交換は結局越年、時期が悪かった。KingArms M4A1 GBB!!! - ラオウのブログ - Yahoo!ブログによると、瞬く間に放出バルブのOリングが外れてしまうロットがあるんだとか。まさに外れロット。

King Arms TROY M7A1 GBBレシーバー左側さて本題。外観で気になっていた点、セレクターのSAFE/FIRE/AUTO刻印について。これで合っているのかは相変わらずよくわからないものの、SAFE/SEMI/AUTOではないのが正しいことは分かった。

M&P15は、Smith & Wessonが2006年に販売を開始した、5.56mm NATO弾を使用するAR-15系ライフルで、セミオートオンリー。なので、セレクターの刻印はSAFE/FIREが標準。後からフルオートを追加するような改造が存在しているかどうかは分からないので、世の中にはSAFE/FIRE/AUTOというのもあるかも。

フルオート付きのバージョンはM&P4で、2009年のSHOT Showで発表(Smith & Wesson® Debuts New Products and Earns Industry Awards at 2009 SHOT ShowSmith & Wesson Holding Corporation Announces Third Quarter Financial Results)。こちらはセレクターがSAFE/SEMI/AUTOとなっている、はずなんですが、Smith & Wesson LAW ENFORCEMENT - MILITARY REVAB100109(2010/01/09版?)の12ページではSAFE/FIRE/AUTO。次のページの写真ではSAFE/SEMI/AUTOになってるんですけど、どういうことなのだろう。Smith & Wesson LAW ENFORCEMENT - MILITARY REV20100501(2010/05/01版?)の14ページではSAFE/SEMI/AUTOになっていました。

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2010-12-24

King Arms TROY M7A1ガスブローバック(その1)

その0に続き、我が家に新規配備されたKing Arms Troy M7A1 2009 Gas Blowback。まずは外観から。到着したその日にマガジンがガス漏れしまくってしまい返送したので、見た目くらいしか書くことがない。ちなみに、先ほど「代理店経由でメーカー送りにしたからもうすぐ新しいの届くYO!」との連絡が。香港に送って、良品も香港から送り返してもらうとわかってるんなら先に教えてほしかったなあ。すぐ届かないならさっさともう1本マガジンを買うとか、いろいろできることがあったのに……。というか、販売したショップでは無理でも代理店のUFCは初期不良に対応できるくらい余分に在庫を抱えてください。

King Arms TROY M7A1 GBB外箱立派な外箱。渋谷のほうの少量試作の会社も見習ったほうがいいな。日本向けに出荷された製品なので、メーカーで初速を測定した結果が貼られている。0.2gのBB弾で82.00~83.00m/s(0.66~0.69J)。側面には輸入したUFCによる初速測定のデータも。困ったことに、上面のラベルに書かれている初速と全然違って、94.0m/s(0.88J)。ちなみに、トリガーガードに下がっているタグにも初速データがあって、これが106~110m/s(1.12~1.21J)と、さらに違う数字。

King Arms TROY M7A1 GBB取扱説明書立派な取扱説明書。箱の内側と合わせてしつこく “For Japanese Market: Power under 0.98 Joules.” のスタンプ。外箱と取扱説明書には120番台のシリアルナンバーが表示されている。

King Arms TROY M7A1 GBB梱包立派な梱包材。香港のメーカー製とは思えない。飛脚が派手に放り投げても安心。MD-11Fが派手にひっくり返ったりするとさすがにアウト。FedExは成田空港にひどいことをしたよね。

King Arms TROY M7A1 GBBタグ問題のタグ。99m/sで0.98Jを超えるんだけど、大丈夫なのか? イクサボウズ戦記:King Arms Troy M7A1〜機構レビュー(2)に掲載されている実測値が、外箱側面のUFCによる数字に近いので、たぶん大丈夫だと思います。その0でも書いたシリアルナンバー、外箱の初速ラベルや取扱説明書と違ってタグの表記は210番台。

King Arms TROY M7A1 GBBレシーバー左側レシーバー左側。Smith & Wesson M&P15刻印。セレクターがなぜかSAFE/FIRE/AUTO。イメージ検索でヒットするのは民間仕様のセミオートオンリーばかりで、実銃もそうなのかよくわからない。アッパーレシーバーの刻印は、本物のMUR-1と比べると文字の間隔が広くて少々不自然。G&P WOC M7A1のほうが実物に近い。

King Arms TROY M7A1 GBB右側TROY刻印レシーバー右側にはTROYのロゴ。M7A1にはロアレシーバーは含まれず、ノーマルのS&W M&P15では大きくM&Pのロゴが入っている位置なので、リアルじゃないかも。

King Arms TROY M7A1 GBBボルトフォワードアシスト/リアサイトVLTORっぽさが一番よく出ているボルトフォワードアシスト回り。リアサイトの刻印には、実物のBattleSightとは違ってTROY INDUSTRIES, INC. の文字はなし。本物とは違う位置にウィンデージのアジャスト位置を示す目盛りがあるけれど、これは本物にはない12/24追記:本物は折りたたんだ時に隠れる後ろ側に目盛りがついているので、本物にないというのは間違いで、ついている位置が違う。

King Arms TROY M7A1 GBBフラッシュハイダー/フロントサイトNOVESKE KX3タイプのフラッシュハイダーとフロントサイト。フラッシュハイダーは無刻印。KX3レプリカFlash Suppressor (14mm -) KA-FH-08-Aには刻印があるので、King Arms M7A1 GBB - 半身不随の趣味生活で指摘されている「異教徒をバカにしたイラスト」を気にしたというわけではなさそう。長物ガスブローバックで主流の正ねじ(clock wise)ではなく、電動ガンで主流の逆ねじ(anti clock wise)なので注意。フロントサイトにもTROY INDUSTRIES, INC. の刻印はなく、エレベーション調整もBattleSight Adjustment Toolに対応したつくりになっていない。パーツナンバーの末尾が実物の “-5” ではなく “-2” なのは単なる間違いだろうか。刻印がよりリアルなG&P Troy Style BUIS Set (A) GP898でも末尾が “-2” なので、刻印用のデータを別に用意するのが面倒で使いまわしということ?

King Arms TROY M7A1 GBBレイルレイルの刻印はきっちり。ちなみに、M7A1で使われているものはTroy BattleRail MRF-C 7"と微妙に違い、レイルガイドナンバーR31/L31ではなくR32/L32相当の位置にスリングスイベル用のホールがあるほか、マズル側の切欠きがなく放熱用の丸穴が一つ多くなっている。

King Arms TROY M7A1 GBBフォアグリップフォアグリップのキャップを外すと微妙に傷が。ショートショットじゃねーか成形屋はまじめにやれ。このVertical Fore Grip Shorty KA-TG-18-BKは、本物のTangoDown Stubby Vertical Gripと形状の違いが大きいのと、やはりModular Combat GripのほうがTROYっぽい。問題はレプリカの見た目と値段で、King ArmsのModular Combat Gripはチェッカリング部分の盛り上がりがごつすぎて違うし、G&P Metal Foregrip (L) GP930B は逆に盛り上がりが足りない印象。しかもレプリカもアルミ製なので高価にもかかわらず、アメリカの実銃用アクセサリ通販サイトではプラス10ドルくらいで本物が売られていたりする。G&Pの製品にはModular Combat Grip Thumb Screwと同等のスクリューがついているとはいえ、気分的に微妙。予算の都合や好みでTangoDownのレプリカをつける場合は、G&P Stubby Raider Foregripが実物に近い。実物のM7A1 Upgrade KitにもTangoDownのフォアグリップを採用したバージョンがあるのでリアリティも大丈夫。

残る外観の課題、レイルカバー。Upgrade KitにはRail Cover Full-Lengthが2枚付属するので、レプリカのDYTAC Battle Rail Cover Black DY-AC13-BKがお手軽だけど、アメリカでは本物がお手軽価格というのは悲しい。

OEM M4 BattleSling Mountのレプリカとしては、King Armsにはその名もM7A1 Sling Mount KA-SLA-17というモデルがあるのに、これは電動ガン用でNG。High Grade Sling Adapter KA-SLA-18は、工具なしで取り付けられる利点があるものの(2011/01/09追記:M7A1 GBBではわずかに寸法が合わないので素直にストックパイプを外したほうが簡単)、本物のUpgrade Kitには使われていないProfessional Grade Rifle Receiver Sling Adapterのレプリカなのが難点。M4系のガスブローバックを維持するには工具類を一通り揃えたほうが安心なので、工具不要もメリットにはなりにくい。入手しやすいのはOEM M4 BattleSling MountレプリカのG&P WA Extended Stock Dual Sling Mount WP105

BattleSling One-Pointは、ショルダーパッドのロゴが目立つので万難を排して本物を入手する。M7 Storm Rifle Case、欲しいとは思うけど高い。このケースはEOTechのホロサイトを取り付けた状態で収まるようになっているのも困る。ホロサイトのレプリカは実用性に難があるし、正規に輸入された本物はとてもじゃないが買えないし。リアリティ追求の道のりは遠い。

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2010-12-14

King Arms TROY M7A1ガスブローバック(その0)

この子を買ったわけです。

で、当ブログのトイガン関連ではお約束の個人的メモというかリンク集。

まずはイクサボウズ戦記から。

私が購入したものはシリアルナンバーがもっと若かった。なぜか外箱、取扱説明書は120番台なのに、トリガーガードに下がっていたタグは210番台と揃っていませんでした。レイルが微妙にねじれているというのは、言われてみると確かに微妙に。タグと外箱の初速が全然違うのはいっしょで、うちには初速計がないので実測はできないものの、外箱の数字に収まっているようには見えないのも同じ。

次、古美根屋万年堂

Spiritでは、硬いベアリングの付いたハンマーが亜鉛のボルトキャリアーにダメージを与えるという指摘。

和田きなこ最終版には、ファイアリングピンブロックが斜めになっているためにマガジンの抜き差しが固く、テイクダウンピンもハンマーが必要なほど固いとの記述が。

ガスブローバックM4全般については、まだ決めてない。

最後に実銃関連。

King Arms M7A1にはついていないスリングマウント、実銃アップグレードキットのカタログ写真ではProfessional Grade Rifle Receiver Sling Adapterがついていて、これのレプリカがKing ArmsのHigh Grade Sling Adapter。しかし、キット内容のリストにはTROY OEM M4 Sling Mountと書かれていて、よりリアルにするためにどちらを選ぶかでものすごく悩むことに。実銃に付属のスリングは1ポイント、レイルカバーは2枚。BUIS(バックアップアイアンサイト)に適合するEoTechホロサイトは511/551/512/552/XPSで、553/557だとサイトが低くてよくない。

ちなみに、アメリカの実銃用アクセサリ販売サイトにも日本向けに出荷してくれるところがあって、スリングとスリングマウント、レイルカバーは本物が日本国内で販売されているレプリカと同じくらいの値段だったりする。送料がネックだけれど、余分に買って「実物新品です」とヤフオクで売ると差額で送料分くらいなら簡単に稼げるかも。2011/01/09追記:実銃用アクセサリの個人輸入ではまる?: Take Over Visuallyで書きましたが、実銃用アクセサリの個人輸入は経済産業省の承認が必要で、基本的に実銃の所持や製造、販売が認められていない場合は承認を受けられません。

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2010-12-12

米軍のM4取り扱いマニュアルを読んでみる

King ArmsのガスブローバックM7A1を購入したので、より雰囲気を出すために実銃準拠の扱い方から勉強してみる。私が読むと意訳というか超訳というか誤訳になってしまうっぽいけれど気にしない。

リンク先はすべてPDF。下2つの陸軍のものはSSL証明書の関係でセキュリティ警告が出るので、一応アンチウィルスソフトなどで防御を固めてからアクセスを推奨。

USAF WEAPONS HANDLING MANUAL

全部読むのは大変なので(えー)USAF WEAPONS HANDLING MANUALのAttachment 4 M16 SERIES, GAU/GUU SERIES RIFLES AND M4 SERIES CARBINES (5.56MM) を読む。機械翻訳にもたいそうお世話になりましたが、ことごとくmagazineを雑誌と翻訳されたりしたので以下の内容はあんまり保証できません。

A4.1 支給
  1. 保管用ラックやコンテナからライフルを取り出すとき、支給ポイントのクリアリング・エリアへ「ポート・アーム」ポジションで向かうときは、トリガーガード内に指を入れない。
  2. ライフルにマガジンが入っていないことを目視で確認する。
  3. 支給/返却バレル・エイミング・ポイントで、ボルト・キャッチを押しながらチャージング・ハンドルを引き、ボルトを後退(オープン)位置にする。チャージング・ハンドルを元に戻す。
  4. セレクター・レバーを「セーフ」に合わせ、チャンバーとレシーバー内に弾薬がないことを目視で確認する。
  5. 支給する相手に、ストックを先に、マズルを上に向けて渡す。ボルトは後退(オープン)位置で固定し、セレクター・レバーは「セーフ」である。支給時には、トリガーに指をかけない、トリガー・ガード内に指を入れない。
A4.2 ローディング

武器の支給を受けたら、直ちにクリアリング・ゾーンへ向かう。ライフルは「ポート・アーム」ポジションとし、ボルトを後退位置で固定、セレクター・レバーは「セーフ」である。

  1. クリアリング・バレル・アテンダントの指示に従い、クリアリング・ゾーンに入る。マズルをクリアリング・バレル・エイミング・ポイントに向ける。トリガー・ガード内には指を入れない。
  2. セレクター・レバーが「セーフ」であること、チャンバーとレシーバー内に弾薬がないことを目視で確認する。その後クリアリング・バレル・アテンダントによりライフルがクリアかつ安全であることを確認する。
  3. ボルト・リリースを押し、ボルトを前進(クローズ)位置にする。エジェクション・ポート・カバーを閉じる。
  4. セレクター・レバーが「セーフ」の状態でトリガーを引く。ライフルがドライ・ファイアした場合は直ちに報告する。
  5. 直後の任務で必要とされる場合は、この段階でマガジンを挿入して固定する。直ちにマガジンを挿入する必要がない場合であっても、マガジンが挿入されている可能性があると考えること。交戦のため直ちに応射する必要がある場合以外は、弾薬がチャンバーに装填されていてはならず、セレクター・レバーが「セミ」「バースト」「オート」の位置にあってはならない。
  6. (食事や休憩のため)任務から離れる場合は、(即応の必要がある場合や脅威が存在する場合を除き)建物に入る前にマガジンを抜き、任務に戻る際に再度挿入する。
  7. ライフルをスリングする場合はマズルを上か下に向ける。悪天候の場合はマズルを下に向けなければならない。
A4.3 アンローディングとクリアリング

任務が終了した場合は、直ちにマガジンを抜かなければならない。責任者は、部下が任務を終了する前にマガジンが抜かれていることを確認しなければならない。責任者がいない場合は、マガジンを抜いたことを交代要員に確認させなければならない。

  1. 武器をクリアするためクリアリング・ゾーンへ向かうときは、ライフルを「スリング・アーム」または「ポート・アーム」ポジションにしなければならない。
  2. クリアリング・バレル・アテンダントの指示に従い、クリアリング・ゾーンに入り、マガジンが抜かれていることをクリアリング・バレル・アテンダントに確認させる。スリングしているライフルを外し、直ちにマズルをクリアリング・マズル・エイミング・ポイントに向ける。トリガー・ガード内に指を入れない。注記:任務を終了した時点でマガジンが抜かれていなければならない。万一マガジンが抜かれていなかった場合は、手順を進める前に、マガジン・リリース・ボタンを押してマガジンを抜かなければならない。
  3. クリアリング・バレル・アテンダントは、クリアリング手順を進める前にライフルからマガジンが抜かれていることを確認しなければならない。
  4. セレクター・レバーが「セーフ」の位置にあることを目視で確認し、ボルト・キャッチを押しながらチャージング・ハンドルを引いて、ボルトを後退(オープン)位置にする。チャージング・ハンドルを元に戻す。
  5. チャンバーとレシーバー内に弾薬がないことを目視で確認する。クリアリング・バレル・アテンダントは、ライフル内に弾薬がないことと、安全に返却できることを確認しなければならない。
  6. 「ポート・アーム」ポジションで返却ポイントに進む。ボルトは後退(オープン)位置で固定し、セレクター・レバーは「セーフ」である。
A4.4 返却

指示に従って、返却ポイントに入り、武器管理者にストックを先に、マズルを上に向けて渡す。ボルトは後退(オープン)位置で固定し、セレクター・レバーは「セーフ」である。武器管理者は、ライフルを受け取ったら直ちにマズルを支給/返却バレル・エイミング・ポイントに向けなければならない。トリガー・ガード内に指を入れない。

  1. チャンバーとレシーバー内に弾薬がないことと、安全に保管できる状態であることを目視で確認しなければならない。
  2. ボルト・リリースを押し、ボルトを前進(クローズ)位置にする。
  3. セレクター・レバーを「セミ」にしてトリガーを引き、支給/返却バレル・エイミング・ポイントに向けてドライ・ファイアする。エジェクション・ポート・カバーを閉じる。
  4. ライフルは「ラック・セーフ」、弾薬はなく、ボルトは前進(クローズ)位置にあり、セレクター・レバーは「セミ」である。注記:ドライ・ファイアした後は、セレクター・レバーは「セーフ」にできない。ライフルは保管ラックやコンテナに収納することができる。

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2009-09-21

BB弾についてのメモ

前々回前回に引き続き、個人的覚え書きというか、リンク集というか。

BB弾について語るスレ2 >>3サバイバルゲーム@2ch掲示板

このレスの内容は、現行製品のラインナップを反映し切れていないのでは? という疑問があるような気もします。

  • 0.2g、0.25gセミバイオ弾は9社から販売されている。
    • トイテック(KSC、マルゼンにOEM供給):精度は普通、やや径が小さい
    • マルシン(SⅡS、ウエスタンアームズにOEM供給):精度はよい、やや径が大きい
    • 東京マルイ:精度はやや悪い
    • デジコン:精度は悪い
    • EXCEL:精度はやや悪い
  • トイテックとSⅡSを比べて、銃と相性のよいものを選ぶとよい。

BB弾調査ようこそ、ガンスミスエンジニアへ!

  • EXCEL BB弾0.2g:精度が悪く、仕上げもあまりよくない。
  • EXCEL BB弾0.25g:精度は悪い。
  • EXCEL バイオBB弾0.2g:径が小さくつるつるしていてホップアップがかかりにくい。弾詰まりしにくい点を除けば他社のバイオBB弾のほうがよい。軟らかく、硬いものを撃つと砕けやすい。
  • EXCEL バイオBB弾0.25g:精度は普通~よい。バリが残っていることがある。
  • G&G バイオBB弾0.28g:ホップアップのかかりは弱い。ロットによって品質のばらつきがある。はずれロットでも選別すれば良好な精度を得られる。
  • KSC グランドチャンピオンBB弾0.29g:精度は高い。
  • MADBULL Precision BB 0.3g:寸法精度が悪く、気泡も多い。
  • 東京マルイ 純正BB弾0.2g:ホップアップのかかりは弱い。寸法精度はやや悪いが、弾詰まりを起こしにくい。
  • SⅡS 超精密パーフェクトBB弾0.28g:精度は良好だが、表面のワックスがバレルに付着してだんだんグルーピングが広がってくる。このワックスは時間がたつと固まって落とすのが困難になる。
  • SⅡS エコロジーBB弾0.2g:ホップアップのかかりはやや弱い。精度が高い。
  • SⅡS ハイ・プレシジョンBB弾0.2g:ホップアップのかかりは強いが、給弾不良を起こすことも。精度も高い。ハイ・プレシジョンBB弾は通称「赤袋」。
  • SⅡS ハイ・プレシジョンBB弾0.23g:精度が高い。
  • SⅡS ハイ・プレシジョンBB弾0.25g:ホップアップのかかりは強く、精度も高い。
  • SⅡS ハイ・プレシジョンBB弾0.33g:精度は悪くないが、軟らかく表面のワックスが多い。
  • SⅡS 電動ガン対応BB弾0.2g:ホップアップのかかりは強い。重量がややばらつくが、精度も高い。
  • SⅡS 電動ガン対応BB弾0.25g:ワックスが多く軟らかい。ガスブローバックなどで使うと削れてしまう。
  • SⅡS 電動ガン対応エコ素材使用BB弾0.25g:ホップアップのかかりは普通。精度は高い。まぎらわしい名前だが硫酸バリウム主体のセミバイオBB弾。通称「青袋」
  • ウエスタンアームズ マグナBB弾0.22g:精度が高く気泡もないが、バリが残っている。
  • 蔵前工房舎 オリジナル競技用特選BB弾0.28g:2ndロットでは、大きな気泡が偏った位置に入っている。
  • デジコン STRAIGHT BB弾0.2g:パーティングラインやバリがある。精度も悪いが、実射では意外と悪くない。
  • トイテック BB弾0.2g:精度は普通でバリがある。割れやすい。
  • トイテック BB弾0.25g:精度は高めだがバリがある。0.2gよりは割れにくい。
  • 東京マルイ 電動ガン対応BB弾0.2g:気泡の偏りがある。
  • 東京マルイ 電動ガン対応BB弾0.25g:精度が悪い。
  • 東京マルイ 生分解BB弾0.2g:ワックスが多くホップアップが安定しない。軟らかく傷がつきやすい。
  • マルシン MAXI BB弾0.2g:精度は高い。気泡が偏っているものがある。
  • マルシン MAXI BB弾0.25g:精度は高い。ホップアップがやや浮き上がり気味になる。
  • マルシン MAXI BB弾0.3g:ワックスのむらや傷、バリなどが目立つ。軟らかく削れやすい。
  • マルゼン APSスーパーグランドマスターBB弾0.29g:精度は高い。ただし非常に高価。

MAGIのAPS研究室:BB弾

  • KSC グランドチャンピオンBB弾0.29g:直径5.98~6.00mmが約9割を占める。
  • SⅡS 超精密パーフェクトBB弾0.28g:軟らかく傷がつきやすい。大半が5.96~5.98mm。
  • 蔵前工房舎 オリジナル競技用特選BB弾0.28g:スーパーグランドマスターよりも初速は低くなる。初速の安定度は高い。8割近くが直径5.96~5.98mm。
  • マックジャパン クリーンヒッターBB弾0.25g:スーパーグランドマスターよりも初速が高く、弾道変化が大きくなる。直径で選別した場合、初速のばらつきがやや大きい。9割以上が直径5.96~5.98mm。
  • マルシン MAXI BB弾0.2g:直径5.96~5.98mmが大半。
  • マルシン MAXI BB弾0.25g:9割以上が直径5.96~5.98mm。
  • マルシン MAXI BB弾0.3g:近距離の実射では0.2g、0.25gとの差が小さい。大半が直径5.96~5.98mm。
  • マルゼン APSスーパーグランドマスターBB弾0.29g:精度は高い。経時変化でわずかに収縮する。約6割は直径5.96~5.98mmで、約4割が直径5.98~6.00mm。

自分用特記事項

  • カタログスペックや価格を考えると、マルシンMAXI 0.25g=ウエスタンアームズHI-SPEC 0.25g。でもSⅡSの現行製品にはこれに相当するものがないような気がする。
  • トイテック0.2g/0.25g=KSCパーフェクト0.2g/0.25g=マルゼンニューアキュラシー0.2g/0.25gなのかな。
  • 我が家のBUREAU MODELさんはWA HI-SPECが合っている感じなので、比較的入手製のよいマルシンMAXIを選択するのがよいと判断。

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2009-09-20

トイガン用パワーソースのガスについてのメモ

前回に引き続き、個人的覚え書きというか、ガスの物性についてのリンク集というか。

HFC134a(1,1,1,2-テトラフルオロエタン)

現在の主流パワーソースです。

日本フルオロカーボン協会が作成したMSDS(化学物質等安全データシート)によると、非腐食性、非引火性の液化ガスで、吸入毒性はきわめて低いとされています。一方、温暖化係数は1,300(IPCC第4次報告では1,430)と非常に大きな値であることから、エアダスター等では温暖化係数が約1/10のHFC152aを使用する製品が多くなっています(HFC152aについては後述します) 。アクリル樹脂やウレタンゴム、フッ素ゴムへの影響が大きくなっています。

沸点 -26.18℃
融点 -101℃
蒸気圧 0.666MPa(MSDS、25℃)、630kPa(ICSC、25℃)、0.48MPa(大洋液化ガス、20℃)、0.78MPa(大洋液化ガス、35℃)
温暖化係数 1,300(IPCC SAR)、1,430(IPCC第4次)

HFC152a(1,1-ジフルオロエタン)

前述のとおり、エアダスターではメジャーとなっています。トイガン用としても使われていますが、こちらはHFC134aやCO2を混合することで特性をHFC134aに近くした製品が主流のようです。

MSDSでは非腐食性、可燃性の液化ガスで、吸入毒性はきわめて低いとされています。空気よりも重いことから、空気中に放出した場合、混合気は地表や床を這うように動きます。アクリル樹脂やABS樹脂、ウレタンゴム、シリコーンゴム、フッ素ゴムへの影響が大きくなっています。

J-Armory製のガスガンにはエアダスターのHFC152aを使えるようにするアダプターが付属しています。

沸点 -24.95℃
融点 -117℃
蒸気圧 0.596MPa(ICSC、25℃)、0.41MPa(大洋液化ガス、20℃)、0.70MPa(大洋液化ガス、35℃)
温暖化係数 140(IPCC SAR)、124(IPCC第4次)

R22(クロロジフルオロメタン、HCFC22)

昔のトイガンで主流だったガスです。

MSDSでは非腐食性、非引火性の液化ガスで、吸入毒性はきわめて低いとされています。発火性はあり、632℃で発火します。温暖化係数はHFC134aを上回るほか、オゾン層破壊物質として規制の対象になっています。プラスチックへの影響は小さいですが、比較的多くの種類のゴムに対して影響を与えます。

沸点 -40.75℃
融点 -160℃(MSDS)、-146℃(ICSC)
蒸気圧 1.044MPa(MSDS、25℃)、908kPa(ICSC、20℃)
温暖化係数 1,500(IPCC SAR)、1,810(IPCC第4次)

CO2(二酸化炭素、炭酸ガス)

トイガン用としては単体で使われることは少ないガスですが、前述のとおりHFC152aと混合するなどした製品があります。

不燃性のガスです。温暖化係数は二酸化炭素を1として算出されています。

沸点 -79℃(昇華)
融点
蒸気圧 5720kPa(20℃)
温暖化係数 1

プロパン

これもトイガン用として使われることは少ないようですが、ヘアスプレーや殺虫剤などでは一般的です。液化石油ガス(LPG)の主成分ですね。

引火性がきわめて高く、爆発する危険もあります。

沸点 -42℃
融点 -189.7℃
蒸気圧 840kPa(ICSC、20℃)、0.75MPa(大洋液化ガス、20℃)、1.13MPa(大洋液化ガス、35℃)
温暖化係数 3.3

ジメチルエーテル(DME)

最近エアダスター用として使われるようになってきました。低環境負荷であることから、燃料用途としても注目されています。

引火性が極めて高く、爆発する危険もあります。

沸点 -24.8℃
融点 -138.5℃(安全衛生情報センター)、-141.5℃(三菱ガス化学)
蒸気圧 593kPa(安全衛生情報センター、25℃)、0.41MPa(三菱ガス化学、20℃)、0.69MPa(大洋液化ガス、35℃)
温暖化係数 0.2

ヨウ化トリフルオロメタン(CF3I)

温暖化係数の低いガスとして、エッチングや消火剤としての普及が期待されている物質です。エアダスター等の噴射剤としての利用についても研究が行われていますが、高濃度で心臓への影響や遺伝毒性が疑われていることから、事業用途向けに限定することが望ましいとされています。

不燃性で、化学的にも安定です。

沸点 -22.5℃
融点 -110℃
蒸気圧 0.427MPa(20℃)
温暖化係数 0.4

ここまでまとめたところで

大洋液化ガスのホームページに一覧があるのを発見してしまいました。でもヨウ化トリフルオロメタンはないからがんばった意味はあったと思いたいです。

蒸気圧曲線を見ると、プロパンとR22が比較的近く(プロパンがやや低い)、HFC152aとジメチルエーテルはトイガン用として使用されることの多い温度範囲ではほぼ同等のようですね。

将来的には温暖化係数の高いHFC134aやHFC152aは使えなくなると考えられますが、トイガン用として代替になりそうなものというと、可燃性のジメチルエーテルか毒性に若干の懸念があるヨウ化トリフルオロメタンか、それとも他にもっとよいガスがあるのでしょうか。

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